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安かろう悪かろう :by 松井大和

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 今、右を向いても左を見ても、また世界に目を向けても不況なのだという。不況というのはつまりあまりモノが売れなくなっていることなんだと思うが、それでも今のところ近所のスーパーやコンビニに行けばとりあえず食べ物には事欠かないし、テレビを点ければ「ノートパソコンとデジカメ、プリンターをセットにしてジャスト○○円。しかも金利手数料なし!」などと購買意欲を刺激している。本当の不況だったらこんな番組など放映されることもないのではないかと思ったりもする。
 最近あまり耳にしないが、価格破壊という言葉があった。最低限の機能を備えているなら、ブランドにこだわらずに安い商品で済ますことができる100円ショップがいろいろなところにできて久しい。一歩店内に入れば、品質はともかく棚には商品があふれかえっている。こんな店が1年365日、1日24時間無休で営業しているのを見ると、不況ってなんだろうと思うこともある。私も口寂しいときに便利なスナック菓子や文房具などはこういった店で調達することが多い。食べ物に関しては一応国の管理がなされているのでほぼ安心して買ってしまうのだが、文房具や雑貨はその場しのぎにしかならないことが多い。インターネットの掲示板などに上げられる情報を見ると、役に立たないものオンパレードな状況に笑えることもあるが、最近ウチで発覚したのが粘着テープの劣化である。曰く「大は小を兼ねる」というので、10巻セットのテープを買い込んだはいいが、1年ほどでテープが縮み始め、しかも糊が劣化してしまった。結局まともに使えたのは最初に封を切った1巻だけで、あとは黄変した「粘着テープのようなもの」が9個手元に残っただけだった。これ以降、少なくとも粘着テープ系に関しては、ちょっと高くても日本製のブランド品を使うことにしたのは言うまでもない。
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