記事一覧

Rail No.86

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レイル最新刊のご案内です

■C12の形態観察  ■駅の今昔 島ヶ原と吉田 
■中国鉄道・補遺  ■旧満洲 森林鉄道の蒸気機関車

昭和8/1933年に製造開始されてから,第2次世界大戦が終わってからもなお,昭和23/1948年まで,15年間に亘って300輛近くが製造されたC12.北海道から四国・九州まで,日本全国の支線区であまねく活躍しました.そればかりでなく,台湾や樺太向けとしても新造され,さらに陸軍からの要請により,60輛が1m期間に改軌の上,中国大陸に渡っています.これまでこのC12は,長期に及ぶ増備の割には形態変化がほとんどないとされてきましたが,正村修身さんの観察によって,いくつもの変更点があることが明らかになり,今回初めて発表されます.
 併せて,各製造所のメーカー写真や,西尾克三郎鉄道写真コレクションの秘蔵写真など,C12の活躍を偲ぶ情景の数々をお目に掛けます.C12に関して,これだけ纏めて公表されるのは,これまでになかったことと思います.お楽しみください.

二番目に,新しい趣向としての,“駅の今昔”です.時代の流れとともに大きく様相を替えた駅,何十年も変らない風景を保っている駅の数々を訪ねてみることにしました.第1回目の今回は,関西本線の島ヶ原駅と越後線・弥彦線の吉田駅です.前者の“昔”は,昭和38/1963年に河田耕一さんが撮影された写真.後者は昭和11/1936年に西尾克三郎さんが撮影された写真です.いずれも構内配線図付きです.

三番目は中国鉄道(現在の津山線)の旭川橋梁流失に関する稿の補遺として,西 和之さんが現状を観察するとともに,災害前の貴重な写真も披露してくださいました.

最後は,中国大陸東北部…満洲の地で林業を営んでいた一族の手元に残された写真などを基に,これまで歴史のベールに包まれてきた機関車群の歴史を解明しています.繙いてくださったのは大穂孝悦さん.

4月20日(土)発売 定価:本体3,600円+税

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Rail No.85 1月21(月)発売

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1月21日(月)発売のレイル最新刊のご案内です

■草軽電鉄 夏の憶い出   ■C60 11の重油併燃のこと 
■北沢産業網干鉄道補遺   ■欧州大陸動態保存蒸機運転


草軽電鉄が全線廃止となってから半世紀が経ちました.河村かずふささんが,いつもの臨場感溢れる文章と貴重なカラー写真で,夏の軽井沢の,そして昭和37/1962年4月に走ったレール撤収のための列車の思い出を語ってくださいました.2軸の東武鉄道伊香保電車をボギー客車に改造して僅かの期間活躍したホハ11の姿も他では得がたい記録です.

今回二番目の稿は,これまで計画のみとされてきた,C60に対する重油併燃装置の取り付けに関する謎に,正村修身さんが迫ります.現車の写真とともに,計画形式図を初めて掲載します.
 この話題にちなんで,C59とC60の形式写真グラフを構成してみました.最初は西尾克三郎さんが撮影されたC591の汽車会社公式写真.有名な左前斜めから撮影したカットのみならず,全景の角度違いや,主要部分の単体写真を含めて多数を収録しています.他にも東北と九州での現役時代の鮮明な写真も,できるだけ大きな寸法で多数掲載しました.

三番目は,開通100周年に続いて,40年にわたって活躍してきた3000系特急車の引退で話題の多い京阪特急の,色の来歴についての考察と解明です.調査されたのは,通勤車の緑濃淡についてまとめてくださった栗生弘太郎さんです.

四番目は北沢産業網干鉄道の補遺です.鉄橋の来歴についての新しい事実を明らかにするとともに,昭和30年代末の蒸気機関車たちの姿を,西尾克三郎鉄道写真コレクションから,掲載しています.
そして外国の話題は,オーストリアのリンツ近郊でのオーストリア鉄道175年関連イベント,ドイツのドレスデンでの蒸気機関車フェスティバル,そして北東スイスでのフランス大型機241A65の運転の模様を,大石真裕さんがレポートしてくださっています.

1月21日(月)発売 定価:本体3,600円+税

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Rail No.84

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10月20日(土)発売のレイル最新刊のご案内です

■江若鉄道その車輛・列車・歴史・駅をめぐる

近江の国の太湖,琵琶湖の西岸に沿って大津から近江今津まで走った鉄道が江若鉄道です.その名の通り近江と若狭を結ぶ目論見で設立され,順次北上したものの遂に念願は果されることなく,昭和44/1969年,国鉄湖西線の建設に夢を託して廃止されました.
 大正10/1921年に最初の区間が開業してから廃止まで,今にして思えば50年にも満たない短い命ではありましたが,地域の人たちの大切な交通機関として使命を果したのはもちろん,暑い夏には京都の大阪北東部の人々の水泳行の足としても大活躍したものです.
 趣味的には,鉄道省の1B1タンク機を大量に揃えたことが意義深く,また,内燃動車も川崎車輌と日本車輌から大小取り混ぜて大量に導入し,私鉄としては日本一の保有数を誇ったものです.数だけではなくその姿や形も多彩で,興味を惹かれる陣容でありました.

そんな江若鉄道の車輛や列車,歴史,駅などのすべてが,廃止後40余年を経て集大成されました.
 まとめてくださったのは京都の同志社大学鉄道同好会OB会のみなさんです.各分野について執筆してくださったのは湯口 徹さん,藤本哲男さん,西村雅幸さん,福田静二さん.そして大津市歴史博物館も応援してくださいました.
 写真は執筆メンバーのほか,牧野俊介さんや大橋一央さん,米本義之さん,谷川義春さん,広田章一郎さん,高田隆雄さん,奥野利夫さん,高橋 弘さん,佐竹保雄さんなど,ベテランファンの作品も数多く集めることができました.
 そしてこれらを集積,取り纏めしてくださったのが福田静二さんです.

このレイル84号は,江若鉄道に関する決定版となることでしょう.お見逃しなく.

10月20日(土)発売 定価:本体3,600円+税

在庫あとわずか

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Rail No.83

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7月21日(土)発売のレイル最新刊のご案内です

■昭和50年代の越中島貨物線
東京の城東地区,総武本線の亀戸付近から海に向かって分岐する貨物線があります.それが越中島貨物線です.最初は汽車製造会社の引き込み線として建設され,昭和初期に正式の貨物線として開業,第2次世界大戦時に,越中島まで延長されたという歴史を持つ路線です.
 かつては新小岩機関区のD51が,のちには佐倉機関区のDD51やDE10,DD13が出入りして東京都内への物流の一翼を担っていました.
 今回は昭和50年代を沿線で過ごした小野英晴さんが,記録と思い出を綴ってくださいました.その中には,DD51とDD13の三重連など,思いもかけない写真がたくさん含まれています.
 さらに,30年以上を経た現在の沿線を実地に歩いて当時の様子と比較検討し,単なる思い出話に止まらない稿に仕上げてくださいました.
 列車だけでなく,出入りした機関車の形態も緻密な観察によって描き出されています.
 蒸機時代の様子は臼井茂信さん,大庭幸雄さん,林 嶢さんの写真でご覧いただきます.
 ひっそりと,しかし力強く役目を果した越中島貨物線をお楽しみください.

■北沢産業網干鉄道
もうひとつは,兵庫県の網干に生きた専用鉄道です.山陽本線から海に向かって敷設された1本の専用鉄道北沢商店(北沢産業)網干鉄道.短い距離ながらも数奇な運命を辿り,貴重な車輛を擁した専用鉄道を,林 義明・星野真太郎さんが解明してくださいました.

■ニュージーランドの蒸機列車
外国の話題はニュージーランドです.はぎ原 仁さんが捉えた,動態保存のミカド,Jクラスによる峠越えの列車です.

7月21日(土)発売 定価:本体3,600円+税

在庫あとわずか

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Rail No.82

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4月21日(土)発売のレイル最新刊のご案内です

■武庫川をめぐる鉄道風景
丹波に発し,大阪湾に注ぐ,武庫川.その約66kmの流れの途中には,数多くの鉄道が横切っています.失われた路線を含めれば,上流から数えて福知山線に4ヵ所,神戸電鉄に1ヵ所,阪急電鉄と阪神電鉄に各2ヵ所,そして山陽新幹線と東海道本線にそれぞれ1ヵ所ずつの,合計11ヵ所です.
 これらの鉄道とその前後の風景についての写真や思い出話,そして現況を早川昭文さんからいただきました.題して“武庫川をめぐる鉄道風景”.
 写真は昭和初期のC5343が牽く“燕”からN700系“さくら”までの国鉄/JRの花形たちに加え,主に昭和30〜40年代の各鉄道の主役たちが勢揃い. そして歴史的考証は,川上喜章さんと星野真太郎さんが福知山線の線路付け替え跡を歩き,武庫川を渡らないものの堤防沿いに走る阪神武庫川線の奇妙な起源とその後の歩みを星野真太郎さんが纏めてくださいました.
 1本の川を取り巻くバラエティー豊かな鉄道の表情をお楽しみください.

もうひとつの稿は,昭和9/1934年の大風水害で鉄橋が流された,当時の中国鉄道…現在の津山線で実施された渡船連絡と鉄橋復旧までの歩みです.地元に残された史資料を,星野真太郎さんが丹念に発掘,当時を誌面で再現してくださいました.

4月21日(土)発売 定価:本体3,600円+税

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Rail No.81

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1月21日(土)発売のレイル最新刊のご案内です

■上野駅発着の夜行客車列車と機関車
かつて上野駅の夜と朝を彩った幾多の夜行列車たち.その多くが姿を消してから,早くも30年が経とうとしています.
 東北・奥羽・常磐方面だけでも,“八甲田”,“津軽”,“十和田”,“おが”,“あけぼの”,“北星”,“ゆうづる”,“新星”…….上越信越方面を加えるなら,それは数え切れない数になります.
 今回はそれら夜行列車の中から,東北・奥羽・常磐方面を往来した客車列車について新幹線開業前10年間の足跡をたどり,その他の方面を含めて上野駅に出入りした機関車たちの面影を追い求めてみました.
 列車運転史については三宅俊彦さんに,いつも通り綿密な調査により体系的に語っていただきました.
 機関車の,ディテールを中心とした説明はふちい萬麗さんです.
 グラフページでは,上野駅の情景や沿線各地での貴重な列車写真によって,当時を思い出していただくことにしました.

足掛け6年,17回に及ぶ連載が続いた“現代中国蒸機の世界”は,いよいよ最終回です.未紹介だった各地の蒸機たちの様子をまとめて掲載するほか,既にレポートした鉄道についても,その後の再訪問や調査で判明したことがらや変化をお伝えしています.

1月21日(土)発売 定価:本体3,600円+税

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Rail No.80

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10月21日(金)発売のレイル最新刊のご案内です

■街ともに人とともに 在りし日の京都市電を偲ぶ
昭和36/1961年に“N電”こと京都市電北野線が廃止されてから50年が経ちました.
 その後,伏見・稲荷線を皮切りに本格的な廃止が始まり,京都から市電が姿を消したのは,昭和53/1978年のことです.
 福田静二さんは,その間の京都市電の移り変わりを地元で眺め,記録し続けました.それも,単なる記録写真にとどまらず,沿線の人々と電車との関わりを,豊かな感受性をもってフィルムに焼き付けられました.
 今回の“レイル80号”では,そんな京都市電最後の17年間をメインテーマとしてお届けします.
 年度ごとのネットワーク地図,車輛配置表も掲載しています.お見のがしなく!

また,JR東日本の手によってC61 20が復活したことにちなんで,現役時代のC61のあれこれを,写真と当時の思い出で早川昭文さんが紹介してくださいます.
 中国の現役蒸気機関車も,いよいよ数を減らしています.今回は遠く新疆ウイグル自治区の煙.“天山山脈の南 新彊三道嶺炭鉱専用線”をご紹介します.

10月21日(金)発売 定価:本体3,600円+税

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Rail No.79

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7月21日(木)発売のレイル最新刊のご案内です

道路整備が本格化する以前,北海道の開拓地の大切な交通機関として敷かれたのが,簡易軌道です.最初はそのものズバリ殖民軌道と呼ばれ,開拓村の人々や物資の輸送に大活躍しました.
 昭和20〜30年代には全道各地でその姿を見ることができましたが,交通不便なエリアばかりだったので,残された写真は多くありません.昭和45年度には国からの補助金が打ち切られ,それから1〜2年以内に全線区が廃止されてしまいました.また,管轄が運輸省(当時)ではなかったため,一般的な鉄道と違い,記録資料もほとんど残されていないようです.
 今回は,ほとんどの簡易軌道が消滅してから40年となるのを機に,終末期の情景をお目に掛けることにしました.
 写真と文章は,はるばる京都から遠征の藤本哲男さん.その写真と記録を,一挙掲載しました.当時の運行状況や車輛の様子が,実際に現地を訪問したファンならではの視点で記されています.
 簡易軌道の車輛は,路線の廃止後ほとんどが解体され,保存されたものも一部は状態不良になって失われました.今もなお残る車輛たちの様子を,現地在住の奥山道紀さんと笹 正之さんの写真でお目に掛けます.
 久し振りの“テルハの見える風景”もお楽しみください.
 中国の蒸気機関車は,遼寧省に残る煙の第2回.北票炭砿,渤海セメント,北台鋼鉄の3ヵ所です.

7月21日(木)発売 定価:本体3,600円+税

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Rail No.78

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■C53 45復元から50年 ■京阪宇治川のおとぎ電車 ■中国遼寧省の煙(1)

昭和36/1961年8月,国鉄鷹取工場で1輛の蒸気機関車が復元されました.その機関車はC53 45.鉄道省では国産唯一の3気筒機関車として昭和初期の東海道・山陽本線で名を馳せた大型機です.翌年の鉄道開業90周年記念事業の一環としての大阪交通科学館での展示機として,現地までの回送を自力で,というのが目的でした.しかし,この復元工事と運転こそが,我が国での文化財的事業としては初めての蒸気機関車復元工事だったのです.折りしもC61 20が復活する今年,50年前の記録と周辺の人々の関りを振り返ってみました.
 同じ頃,わずか10年という短い歴史を閉じた軽鉄道が京都宇治にありました.京阪電鉄宇治川遊園のおとぎ電車がそれです.ダム建設工事のための軌道や機関車を活用し,宇治川の渓谷を愛でるための遊覧列車として走ったこの列車ですが,その全容は永らく謎のベールに包まれていました.多数の図面や写真に加え,当時の技術者からの聞き取り調査によって,今回初めて,その大部分が明らかにされました.
 中国の蒸気機関車は,遼寧省に残る煙を追います.今回はその第1回.阜新炭砿です.

4月21日(木)発売 定価:本体3,600円+税

完売御礼

Rail No.77

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■EF58重連の荷35列車
■京阪電車の思い出■北京鉄道博物館■内モンゴルの煙

昭和50/1975年3月のダイヤ改正で,汐留を午後に発車する荷物列車の牽引機がEF58の重連運転となりました.輸送量の増大により荷物車を増結した結果で,全てのパンタグラフを上昇させて東海道を西に向かう姿がファンから注目されました.そのEF58は宮原機関区と浜松機関区.スタイルにバリエーションの多いEF58の中でも,御召予備指定機EF58 60や鋳鋼製先台車をはいた機関車,正面窓の大小にHゴム化改造……特徴の多い機関車たちが担当していました.今回はその編成記録から機関車の形態観察まで,荷35列車の在りし日の姿を偲びます.
 開業100年を迎えた京阪電車で,半世紀以上にわたって親しまれてきた車体や内装の色はどのように決められたのか.昭和20年代から30年代の担当技術者の思い出を聞き取り,記録しました.併せて“ロマンスカー史”の補遺と訂正も掲載しています.
 北京市の中心部に鉄道博物館がオープンしました.資料類の保存と展示が主な目的です.その収蔵物の様子を,いちはやくお届けします.
 中国の蒸気機関車は,内モンゴルに,今もなお残る煙と,つい先日まで生きていた製鉄所の機関車を探索します.

定価:本体3,600円+税

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